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ラグビー日本代表の南アフリカ戦。元ラガーマンの感想 

旅行の移動中、スマホの電池が切れるほど

情報収集した。


本当に耳を疑った。

全身がフリーズした。


ラグビー日本代表

ワールドカップで南アフリカに勝ったというのだ。


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ラグビーを詳しく知る人は

同じような症状に陥ったのでは

ないだろうか。


いつもは芸能関係の記事を書いている

当ブログだが、学生時代はラグビーに

情熱を燃やしていた僕としては

今回の"大事件"について書かざるを得ない。


南アフリカに勝つということ

rugby01.png

僕がラグビーを始めたのは高校時代。


中学時代に相撲や柔道に自信があり

高校では格闘技的要素のある球技

やってみたいというのが動機だった。


父親がラグビーの名門、

明治大学の出身で一緒にテレビ観戦していた

影響も少なからずあるかもしれない。


当時、ラグビーのルールや

世界の勢力図もほとんど分からなかった。


世界最強の国はニュージーランド


その程度だった。

rugby02.png

確か1995年のワールドカップだったと思う。


日本がニュージーランドに

140点を取られて敗北した。


日本代表の弱さとニュージーランドの

圧倒的強さを思い知らされた。


しかし、その大会の決勝戦で

ニュージーランドが敗れてしまったのだ。



その相手が南アフリカ


日本から140点を取ったニュージーランドに

勝てる国あるという衝撃。


日本と世界の差はこんなにもあるのか

という事実を知らしめられた瞬間だった。


こういった経緯から

今大会の南アフリカ戦の結果については

全くといっていいほど興味がなかった。

rugby03.png

痛々しい日本代表の姿から

目を背けたかったというのが本音

かもしれない。


日本代表には失礼であるが

当然、大敗するであろうと思い込んでいた。



これは僕だけではなく

ラグビー経験者の共通認識だと思う。


それくらい、

南アフリカから勝利を収めるのは

衝撃的でスポーツ界の"大事件"だったのだ。



試合を観戦していた

年配の方々が涙を流していたのが

非常に印象に残っている。


試合が決着するする前からである。


日本のラグビーの歴史と共に生きてきた

往年のファンにとって万感の思いだったろう。


接戦を演じていること自体が

本当に奇跡的なことだった。



苦汁をなめてきた日本ラグビーを

見守り続けた往年のファンの心中を察して

僕も口元が歪み目頭が熱くなった。


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ネットでの反応が面白い

rugby05.png

ネットでは今回の南アフリカ戦勝利について

いろんな例えで賑わっているようだ。


『桐谷美玲が吉田沙保里にレスリングで勝つようなもの』


これには笑ってしまったが、

それくらい不可能に近いという意味では

間違っていないと思う。


ラグビーは本当に

番狂わせが少ないスポーツの1つだ。



僕の現役時代も

勝てそうな相手には確実に勝ち

負けそうな相手には確実に負けてきた。。



ほぼ前評判通りに決着がついてしまう。


サッカーの日本代表が

ブラジル等の超強豪国と対戦する際は

少しは勝てそうな気がするものである。


うまくいけば引き分けに持ち込めるのでは?

くらいは。


しかし、

南アフリカ戦では

そんな憶測は微塵もなかった。

rugby06.png

他国のファンが日本勝利に

熱狂しているのは、

世界共通の下馬評が覆された

スーパーサプライズが要因だろう。


間違いなくスポーツ史に残る

ジャイアントキリングだ。



僕なりの例えも言っておきたい。

『将棋の小学生チャンピオンが

羽生名人に勝つようなもの。』


分かりにくいかもしれないが

将棋ファンなら分かって頂けるはずだ。


真価を問われるスコットランド戦

rugby04.png

日本時間の9月23日22時30分

いよいよグループリーグ第2戦

スコットランド戦のキックオフだ。



日本テレビ系の地上波で放送される

こともあり、初戦以上に注目を

集める試合になるだろう。



日本が南アフリカに勝利したため

世界ランキングこそ日本11位

スコットランド12位と入れ替わったが

難敵であることは間違いない。


過去8度対戦しており

勝ったのはわずか1回だ。


最初にスコットランドに勝利しても

ビッグニュースになっていたであろう。


先に南アフリカに勝利したことにより

代表選手の気の緩みが気になるところだが、

今の代表のメンタルは以前と違う。


外国出身選手と日本人の精神が

うまく融合している。



ラグビーに番狂わせが少ない理由の1つに

メンタルが大きく影響を及ぼす点がある。


ガチンコでぶつかり合うため

強者と戦う前は恐怖感を感じる。


気の強そうなプロボクサーが

試合前は毎回、『怖い』と言う

感覚と似ていると思う。


大げさに思われるかもしれないが

僕は学生時代、格上と戦う前は

死の恐怖を感じていた。

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試合前に選手たちが尋常でない様子で

大声をあげて士気を高めているのは

恐怖感をまぎらわす意味もある。



南アフリカ戦前の日本代表選手は

圧倒的戦力差があると思われていたにも

かかわらず、全く臆するところがなかった。


代表選手を影で支える

メンタルトレーナー・荒木香織さんも

大きく貢献しているのでしょう。



エディ・ヘッドコーチは言っています。

『南アフリカ戦がまぐれでないことを

証明したい。』


さぁ、スコットランド戦。

日本ラグビーの歴史の証人になろう!

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